2013年10月11日

聖書を開

「今日、学校の帰りに同じクラスの外山亜貴ちゃんが急いで走っていて転倒してケガをしたの」
次女の希は母の京子に学校であったことを話していた。
「亜貴ちゃんってさ、ピアノが上手な亜貴ちゃんのこと」
母の京子は学校帰りの希に聞いた夢特嬌女裝T恤
「そうよー、ピアノ上手の亜貴ちゃんよ。その亜貴ちゃんが泣いていたの。足から血がたくさん出てて自分のハンカチで押さえていたのに止まらなくて泣いていたのに、誰もが見て見ぬ振りして通り過ぎたらしいの。私も遅れて学校を出たのでケガをしたのを知らなくてさー泣いている亜貴ちゃんを見て驚いて直ぐに寄って声を掛けたんだ。それからかなー、少しずつ集まってさー、誰かが学校の先生を呼びに行ったの。直ぐに教頭先生が来てね、それから救急車を呼んで亜貴ちゃんと一緒に教頭先生が付き添って病院に行ったの」
「そして亜貴ちゃんどうなったの」
「さっき電話であったでしょう。その話しだったんだ。たいした傷じゃくなくて直ぐに家に帰ってきたと同じクラス男の子から連絡だったのよ」
「でも対した傷でなくて良かったね。でもさー希が行くまで誰も気が付かなかったのかい」
「何人かの生徒が通ったんだけど見ない振りして帰っていたんだよ。その中には同じクラスの男の子も何人かいたんだけど声を掛けただけで塾があるからと言って帰ってしまったんだ。その内の1人は私の斜め前に座っている男の子なの」
「でも亜貴ちゃんも同じクラスなんでしょう。話したことがあるの」
「私は廊下側で亜貴ちゃん窓側なので授業中は余り話さないけど、音楽教室や家庭科教室に移動する時はよく話すのヨ」
「そうだったの、明日は亜貴ちゃんに会えるね。でも男の子に対して亜貴ちゃんはどう思うんだろうね。もしケガをしたのが希なら何て言うかなー」
「そんなの分んないよ。でもねー余り良い気分じゃないよねー」
「でも希なら、その男の子に対してどう言う態度をとるの」
「それも分んないよ」
そう言って希は深く考えずに自分の部屋に行った。

週末の夜遅くに戻った創は、妻の京子から希の話をした。創は希の態度に関心し、明日の土曜日に家庭の夕べをすると言い出し、その連絡を妻の京子からすることになった。
「家庭の夕べは日曜日にするんじゃなかったの」
翌朝、部活で忙しい長男の真は言った。
「何か大事な話しがあるみたい」
バイトが休みの長女の灯にも言った。
「お父さんが今日の夜に家庭の夕べをするから出掛けるなら早く戻って来て欲しいの」
母の京子は朝寝坊した灯に話した。
「今から出掛けるけど、夕飯までに戻るから」
そう言って着替えてから灯は出掛けた。他の3人にも創からの話を伝えた。但し。大地だけは直接聞いていたので「お父さんから、さっき聞いたよ」と言って公園に遊びに行った牛栏奶粉最新事件2013

夕食は何時ものように午後7時から始まった。子供達も6時半までに戻り一緒に食事をした。
「この食事が終わったら大事な話しがあるんだ。後片付けもその後にして欲しいんだ」
父の創は皆の前で話した。
「大事な話っていったい何なの」
三女の恵が聞いた。
「それは後からのお楽しみ」
そう言って食事をしたのちに創は、リビングの本箱にある聖書を持ってきてある聖句を読もうとした。母の京子も片付ける手を止めて創の話す言葉を子供達と一緒になって聞いた。

その時に「僕のも持って来る」と次男の大地が言い出した。する他の子供達も急いで部屋に上がり、それぞれの聖書を持って来た。子供達にはそれぞれモルモン書と聖書が与えられていた。それを日曜日になると各自のバッグに入れて持ち歩いていた。大地にしてみればモルモン書は顔よりも大きく抱えるようにして持ってきた。

「お父さん、何処を開けたらいいの」と最初に持って来たのは三女の恵だった。
「ルカ伝の10章25節から37節まで読むから開いて」と創は恵にいった。
その後、続々と子供達は自分の聖書を持ってきてテーブルの上で開いた。
母の京子も子供達が2階に行っている最中にテーブルの上にある食器や鍋を片付けて流しに置いた。
「お父さん、どこ」と長女の灯が聞いた。
「ルカ伝の10章だって」と恵が父の代わりに答えた。
開いたページには小さい頃からの色鉛筆で引かれた線や、子供の頃に書いた文字が書かれていた。あるページは食べ物の汚れや手垢も一緒に付いていたところもあった。折れ曲げられたり、破れていたページもあり、これは子供達の勉強した跡なのである。
「お父さん、何処」と最後に戻ってきた長男の真が聞いた。
「ルカ伝の10章だって」と隣に座っている灯が言った。
「ルカの10章の何処」と真は再び聞いた。
「25節から37節まで」と今度は次女の希が助け舟を出した牛栏奶粉召回

聖書を開くにも子供達が多いと時間が掛る。しかし誰か1人が知っていると、こんな楽なことはないほど子供達に助けられている。全員が聖書のルカ伝の10章25節を開くと創は声を出して読んだ。創も小さい頃から学んだ方法で、子供達も同じ方法で学んでいる。


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Posted by 手を握る  at 10:41 │Comments(0)牛欄牌

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